『麻雀』と『Mリーグ』について語る

元雀荘店員で麻雀大好きMAGAIのブログです

ブログを始めるきっかけ

このブログは、元雀荘店員で麻雀大好きのMAGAIが、
「麻雀」そして「Mリーグ」についてお話するブログです。

 

このブログを始めようと思ったきっかけは、
なんといっても「Mリーグ」発足のニュースがあったから。

 

プロ麻雀団体は、私のイメージでは小劇団みたいなものです。
小劇団は一応、チケット代をもらって公演を打っているけれども、
劇団員は、アルバイトをしなくては食べていけなしい、
自らノルマ(参加費)を払って出演し、
劇団も、黒字経営になることはとても難しい。
しかしながら、小劇団の役者や演出家や脚本家のほんの一握りが売れて、
テレビの仕事や大きな舞台の仕事を得ることはある。
プロ麻雀士も、自ら所属する団体へお金を収めます。
また、多くのプロ雀士が、麻雀だけでは食べていけないので別の仕事をします。
しかし、ほんの一部のプロ雀士は団体の運営者となり報酬を得たり、
タレント性がある者は、ゲストプロやテレビ対局、執筆仕事をもらえたりします。
そんな状況がプロ麻雀団体やプロ雀士とよく似ています。

 

しかし、プロ雀士のように「プロ」という冠がついた時には、
「プロ」としての圧倒的な力を見せなくてはいけないという義務がつきまといます。
小劇団は、「プロ劇団」とか「面白い劇団」とかいう冠がつかない分、
観劇される方も、ある程度の「許し」をもってくれるのでハードルは幾分かは低い。
果たして、プロ雀士は圧倒的な力を見せられているのでしょうか?


AbemaTVで、行われた『麻雀駅伝2017』では、
プロ麻雀団体3団体を破り、アマチュア連合チームが優勝しました。
現在開催中の『麻雀駅伝2018』でも全4戦中3戦を終えて、
昨年に続きアマチュア連合チームが首位を走っています。
日本の麻雀界で一番大きな大会と言っても過言ではない『麻雀最強戦』でも、
全27回開催されて、そのうち11回はアマチュアが優勝しています。
「プロ」という冠をプロ雀士に課すのはあまりにも重荷ではないでしょうか?
私としては、「雀士」や「麻雀選手」くらいでも「アマチュア雀士」や「麻雀愛好家」よりもずっと麻雀に対して研究や情熱を傾けているイメージになるのでそれでも良いのでは?なんて思っています。

 

ですが、「Mリーグ」はサイバーエージェント藤田氏が自ら大きなリスクを抱えて行う、本当の意味でのプロ雀士たちの「プロ化」です。
プロ雀士がアマチュアに簡単に負けてしまう現実がある中、
観客やファンを喜ばせるには圧倒的なエンターテインメント性が必要と考えます。
Mリーグ」では、その圧倒的なエンターテインメント性を創り出すことができるのでしょうか?
とても気になるところです。
私が思う麻雀におけるエンターテインメント性とは何か?はまた別の機会に。